7月16日(木)午後10時00分〜
7月22日(水)午後11時45分〜(再)
NHKBS
毎回ひとつの宇宙のミステリーに焦点をあてるコズミックフロント☆NEXT。
今回のテーマは、「世界最古の本格的な天文図」。
実は現存する世界最古の本格的な天文図は、日本にある。奈良県、明日香村のキトラ古墳。
西暦700年頃に造られたとされる石室の天井に、精緻な天文図が残されているのだ。
古代エジプトやギリシャにも星々を描いた天文図は残されているが、
それらは星座の一部を模式的に描いたもので、星空を正確に表したものとまでは言えない。
キトラ壁画の天文図は、直径60センチの中に350もの星々が金箔で描かれ、
それらは赤い線で結ばれ、古代中国の星座・「星官」が表現されている。
さらに内規、外規、天の赤道、黄道が描かれるなど、星空を科学的に観測したものと考えられる。
この天文図がいつ、どこで描かれたのか、多くの謎が未解明のままだ。
そうした謎を天文学の力で明らかにしようとするプロジェクトが立ち上がった。
文化庁、奈良文化財研究所、国立天文台の専門家が集まり、星々の位置や図の大きさなどを元に科学的な解明を試みた。
果たしてその結果は? 古代日本の都に眠る人類最古の天文図のミステリーに迫る。
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