ババアの鶴の一声で変わる世界 
   物語中盤で栄婆さんが官庁のお偉いさんに電話をすることで混乱を収拾していく描写がありますが、(こんなの認めちゃ)いかんでしょ。 
 少なくとも民主主義社会において絶対に正当化してはいけない価値観だと思います。 
 混乱する現場の職員に電話を入れ、わけのわからない観念論で罵倒し、挙句世界は良い方向へ、ですか? 
 あれ、原子力発電所で問題が起こった際に菅直人首相がやった行為と全く同じですよ。 
 立場が違う?いいえ、おんなじです。 
 だってみんなあのババアの言葉を受け入れるのですから、彼女は政界にコネのある(裏の)実力者なんです。   
 菅直人の場合は内閣総理大臣という謂わば国家安全保障の責任者だったわけで、愚行であるにせよ行動に足る理由があったことは認めます。 
 しかしあのババアが誰の代表なんですか? 
 彼女に関しては家長であるという描写しか存在しません。 
 縁故主義に依って獲得した無責任な権力を徒に振り回すのが正しい社会の在り方なんですか? 
 実際彼女の電話により対応が遅れ何か問題が起きたとしても、彼女には何の責任もありません。 
 ただ知らん顔して顔役となった電話相手を叱責すればいいだけです。 
 そんな行為が賞賛されるべき正義ですか?   
                ↑  
>>4のリンク先に書かれてるこのシーンの描写、俺もダメだった。 
 「このお婆ちゃん、何者なの!?」という驚きや、「こんなに凄い人だったの!?」というカタルシスなどは何も感じられず、 
 ただただ気持ち悪いだけだった。
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