新・映像の世紀
第4集
世界は秘密と嘘(うそ)に覆われた
2016年1月24日(日)
午後9時00分〜9時49分
資本主義のアメリカ、社会主義のソビエト。
冷戦時代、両陣営は激しいスパイ合戦を繰り広げた。
アメリカの諜報機関CIA、ソビエトの秘密警察KGB。
諜報活動、破壊工作、暗殺。米ソのスパイ合戦は空前の規模で拡大した。
疑心暗鬼にとりつかれた権力者は、異常な監視社会を生みだし、人々の自由を奪った。
冷戦時代に東独の秘密警察シュタージが行った諜報活動の映像が公開された。
夫婦がお互いに監視し合ったり、親しい隣人を盗撮するなど、
人間性破壊のおぞましい映像である。
一方、アメリカでも同様のことが行われていた。
国内にいる共産主義者を探し出すために、盗聴、郵便開封、家宅侵入が行われた。
また、CIAは秘密工作によって外国の反米政権を次々に転覆させた。
核兵器による恐怖の均衡が続く中、米ソは直接戦うことを避け、
アジア、南米、アフリカなど世界各地で代理戦争を繰り返した。
冷戦終結から25年、情報公開が進み、舞台裏の全貌がみえてきた。
CIAとKGB、FBIやシュタージ。世界を秘密と嘘が覆った。
第3次世界大戦という破局に怯えた冷戦の時代を、スパイ戦という視点から見つめ直す。
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