フジ「苦戦」日テレ「快走」、テレビ局の明暗


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001 2015/12/04(金) 23:11:16 ID:1FcoOUExMk
 在京キー局のスポット広告が冴えない。今年4月はかろうじて前年同月並みの水準を確保したが、5月は同6%減収、6月も10%減の見込み。上場するテレビ局5社合計の今2016年3月期上期のスポット広告収入は前年同期比1%増にとどまる。4〜6月期の進捗を考慮すると、上期は厳しい展開となりそうだ。
テレビ局は何を読み間違えたのか。まず第一に円安による内需企業の業績悪化だ。製造拠点を海外に持たないメーカーにとって円安は逆風で、特に白物家電製品はその一例。急速な円安シフトは業績にマイナスである。売れば売るほど損が広がるから、広告などそもそも打てない。また円安によって素材や建材価格の上昇も無視できず、化粧品・トイレタリー、建築・不動産、食品など、主要な広告出稿業種がマイナスの影響を受けた。

そして2015年に入り、日本テレビとフジテレビという、明暗の構図が明確になりつつある。

 フジテレビは1980年代からトップを走り続けてきた。ゆえに番組内容はどうしても保守化してしまう。2013年4月から亀山千広社長が舵を取り、同年10月には長寿番組「笑っていいとも!」を打ち切るなど、大胆にメスを入れた。2014年6月には約1000人もの大規模な人事異動をし、今年4月には全日帯(6:00〜24:00)の改編率で37%に達するほど番組を入れ替え、荒療治を断行している。

 しかし、社長就任後の新番組はどれも視聴率が低く、苦戦している。「いいとも」の後を継いだ「バイキング」は司会者の変更などでコンセプトが迷走中。看板キャスターの安藤優子アナウンサー起用で挽回を図った情報番組「直撃LIVEグッディ!」も視聴率が一時1%台に落ち込んだ。この6月にはフジ・メディア・ホールディングスの太田英昭社長がわずか2年間で産経新聞会長へと転出した。やはり、染みついた視聴習慣を変えるのは、簡単ではない。
http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20151204-00071583-toyo-...

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