映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」

この映画を例えるなら、クラブやディスコでかかるゴキゲンなBGMというところ。
あくまで視聴者が主役でありノリに乗れる「パーティ映画」というところだろう。そういう捉え方だとこの映画のデメリットである物語の薄さすら「主張しすぎない控え目映画」として好感度が増す。
文学作品的な深い内容の後を引く映画や、SWみたいに圧倒的な世界観を見せつけ病的にまでマニアックな虜になるような映画と違い、さっぱり爽やかなスポーツアクション映画というところ。
つまらないということはない。また初期作のように暴力的でもなくより品が良い。特にアクションの魅せ方は超一流。人間賛歌でもありシリーズ通して１、2を争う完成度だと思う。

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