2015年11月7日(土) 
 午後9時00分〜9時49分  
 アジア巨大遺跡 
 第3集 
 地下に眠る皇帝の野望 
 〜中国 始皇帝陵と兵馬俑〜   
 第3回の舞台は中国、秦の始皇帝陵と兵馬俑。 
 41年前、秦の始皇帝が眠る墳丘近くの地下から、 
 まるで生きているかのような兵士の像が数千体も見つかった。 
 20世紀最大の考古学的発見と言われる「兵馬俑」である。 
 兵馬俑は一体何のために作られ、埋められたのか?それは、大きな謎とされてきた。 
 ところが今、その謎を解く手がかりが、始皇帝陵周辺から続々と見つかっている。 
 東京世田谷区にも匹敵する広大な始皇帝陵全体を徹底的に調査するプロジェクトが明らかにしたのは、 
 兵馬俑以外にも、さまざまな人を模した等身大の像があちこちに埋められていたという事実。 
 さらには豪華絢爛な宮殿の跡や、壮大な都の城壁の痕跡など、 
 これまで想像もされてこなかった数々の遺跡の詳細が明らかになってきたのである。 
 こうした出土物や遺跡は何を意味しているのか・・・?最新の調査から浮かび上がってきたのは、 
 巨大な墓に刻まれた重大な秘密。そこには広大な中国を一つにまとめるという大事業の、 
 いわば設計図が眠っていたのである。そしてそれが、2000年以上を経て現在まで続く、 
 中国の礎を築くことになったのだという。始皇帝による中国統一の秘密を、最新の研究結果から解き明かす。
 
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