<各話あらすじ・1>
『ゴムゴムの男』
抗争で命を狙われ歩行できなくなるほどの傷を負った組の若頭・鬼頭(阿部寛)が、入院中の病院で偶然“ゴムゴムの実”
(体がゴムのように伸び縮みするようになるルフィが食べた悪魔の実)を食べてしまう。ゴムの力で再び奮起する鬼頭だ
が、すでに組からは邪魔者扱いされていて…。鬼頭はルフィと出会うことによって反発しながらも忘れかけていた大切
なことに気づかされていく。
『自分を信じた男』
生まれて以来、存在感がまったくなく誰からも忘れられがちな会社員、薄井次郎(稲垣吾郎)。ある日、薄井がファミ
リーレストランで席につくと、既に正面にある男が座っていた。薄井は正面の男、影山(手塚とおる)の存在に気付かず
空席と思って座ってしまったのだ。ひどいときにはウォシュレットも反応しないなど、お互いの存在感のなさを語り合
い共感、意気投合した二人。影山は、生きた証を得るために、透明人間といってもおかしくないほどの存在感のなさを
利用して大胆な行動をしようと、薄井にもちかける。なんと二人で銀行強盗をしようというのだ。
そして薄井と影山が全く予想だにしなかった結末とは。
『面』
ある日、未来(鈴木梨央)はクラスメートと共に、住職からお寺にある能面にまつわる恐ろしい言い伝えを聞く。和尚
が自分の顔をまるでただの面のようにはずした瞬間、存在が消えてしまい、この面だけが残されたという。この話を聞
いて以来、子供たちにも異変が起き始める。未来の友人アキから「私の面がはずれる」という謎の電話がかかってきた。
その電話を最後に突如アキは姿を消してしまう。「顔に手をあてると耳元で面がはずれる音がした」と語っていたアキ。
未来もある日、その音を聞いてしまう。自分も消えてしまうのではという恐怖におののく未来。未来にまとわりつく怪し
い男の影。そして恐ろしい真実が明らかとなる…。
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